ロッテ・ドラ1朗希 プロ初18・44!21球!元阪急・山田氏が絶賛「理にかなっている」

 ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18)=大船渡=が27日、宮崎・SOKKENスタジアムのブルペンでプロ入り後初めて18・44メートルの距離で捕手を座らせ、21球の投球練習を行った。オリックスの臨時コーチで、通算284勝を挙げた元阪急の山田久志氏(71)は「フォームが理にかなっている」と最速163キロ右腕を絶賛した。

 独特の緊張感に包まれた。井口監督ら首脳陣、巨人など他球団関係者も熱視線を送ったブルペン。佐々木朗がプロ入り後初めて、正規の距離で捕手を座らせた投球を披露した。

 オール直球。力みはなく、浮き上がるような白球がミットに吸い込まれた。「(吉井投手コーチから)『目いっぱい力を入れなくて大丈夫』と言われてました。(気持ち的に)楽に投げられました」。初々しく21球を振り返った。

 固唾(かたず)をのんで見守ったのが山田氏。球筋を見るために本格投球前にマウンドの本人に近づいて「見させてもらうね」と了解も得た上で、後ろから生チェックした。「いい球筋で投げる。回転とか角度(もある)。フォームが理にかなっている。スムーズに投げている」と何度もうなずき、感心した。

 伝説の右腕は秋田、佐々木朗は岩手と、同じ東北出身という縁がある。「東北を盛り上げて。次はジャパンで。そして次はあなたの行きたいところに行きなはれ」と熱いエールを送られた18歳は「『頑張ってほしい』と言っていただきました」と大感激した。

 2月1日から1軍に帯同し、ここまで7度のブルペン投球。体を鍛える中で、心も成長した。「充実した1カ月にできたと思います」。貴重な経験を積み、次のステップに向けて徐々にギアを上げる。

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