ヤクルト・スアレス、阪神の弟と夢対決へアピール きっちり修正、圧巻3者連続三振
「オープン戦、日本ハム4-9ヤクルト」(23日、タピックスタジアム名護)
2年目のヤクルト・スアレスが日本ハムとのオープン戦に先発し、2回2安打1失点。「悪くはなかったけど、自分の中での100%ではない」。潜在能力解放へ、あと少しだ。
初めてのマウンドに戸惑いながらも、きっちり修正した。「ブルペンよりも少し低かった」という傾斜に対応できず、いきなり連打を食らった。併殺打間に1点を失うも、真価を発揮したのは2イニング目。「リリースポイントの意識を変えた」と圧巻の3者連続三振に仕留めた。
開幕ローテ候補の1人だ。昨季は上半身のコンディショニング不良で、わずか4試合の登板に終わった。高津監督とも「去年の失敗を繰り返さないように。ケガしないように1年間投げきろう」と言葉を交わしたという。
さらに再会を心待ちにしたのは24日・阪神戦(浦添)で登板予定の弟・スアレス。「僕に見てもらいたいんじゃないかな」と無邪気に笑う。夢見る兄弟対決の実現へ。まずは頼れるお兄ちゃんが、アピールに成功した。