ソフトバンク来日2年目右腕スチュワート153キロ!2回無失点!

 「ソフトバンク紅白戦、白組3-0紅組」(20日、アイビースタジアム)

 ソフトバンクのカーター・スチュワート投手(20)がA組紅白戦に初登板し、2回無失点と好投した。198センチの長身から投げ下ろす最速153キロ直球と落差の大きなカーブを駆使して3奪三振。高速クイックも披露するなど、来日2年目右腕が進化を披露した。

 全米ドラフトで1巡目指名を受けた右腕が名刺代わりに150キロ台の速球を連発した。白組2番手として三回から登板。「楽しみにしていた。少し興奮していたね」。ボルテージの上がった右腕はこの回の3アウトをすべて三振で奪った。

 力技だけではない。セットポジションでの投球では、高速クイックを披露。タイムは最速1秒05をマークし、17日に行われたヤクルト2軍との練習試合では1秒30前後だっただけに、劇的な改善だ。

 「ヤクルト戦では左足を高く上げすぎていたので、それを低くした」。観戦していた和田も「おっ、クイックが早くなったな」とつぶやくほど、明らかな進化だ。

 ただ2イニング目は球速が140キロ台後半に落ち込み、1四球を与えるなど体力不足も露呈した。それでも倉野ファーム投手統括コーチは「ポテンシャルの高さは分かっている。伸びしろは無限」と期待。まだ成長段階ながら、今後が楽しみになる投球を見せた。

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