侍・稲葉監督へ“世界一の教え”巨人視察「原タワー」で50分

 「巨人春季キャンプ」(11日、宮崎)

 野球日本代表「侍ジャパン」の稲葉篤紀監督(47)が11日、巨人キャンプを視察し、原監督から“教え”を受けた。打撃ケージ裏に設置された“原タワー”上での約50分にわたる会話。「作戦面のことで疑問に思っていることを聞いたりとか、選手の起用、五輪でどういう選手を選ぶとか、いろんな話をさせていただきました」と濃密な時間を振り返った。

 2009年WBCで世界一となった名将の考えは、金メダルへの教材となる。昨年から「監督が動かないと、試合は動かないよ」と言われていたといい、プレミア12で実践。世界一に帰結し、采配の方向性を見いだした。この日は06年WBCの優勝監督となったソフトバンクの王会長からも激励を受けた指揮官。充実の表情で、球場を後にした。

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