オリックス・福本臨時コーチ 後藤に熱血指導「今やらんでいつやる?」
「オリックス春季キャンプ」(10日、宮崎)
オリックスの春季キャンプ臨時コーチを務める球団OBで野球解説者の福本豊氏(72)が宮崎・清武のキャンプ地で後藤駿太外野手(26)の休日練習に付き添い、打撃指導した。
「弱いチームは練習せなあかん。みんな素質はある。もったいない。今やらんで、いつやるの」
9日の紅白戦で後藤は3打数無安打、2三振と精彩を欠いた。その夜、福本臨時コーチは「あすは予定あるか?ないなら付き合うで」と話し合い休日返上を決めた。
バットでも通算2543安打を誇る「世界の盗塁王」と、かつてのドラフト1位外野手の練習は午前10時ごろから約2時間。「前へ突っ込む癖が出るとスイングが窮屈になる。軸足で打たないと」という後藤は「(レギュラーを)まだまだ狙える。しっかりつかんでいきたい」。偉大な先輩の熱意を無駄にはしない。