ヤクルト・山田「どこでもやります」侍・稲葉監督に宣言
「ヤクルト春季キャンプ」(4日、浦添)
ヤクルトの山田哲人内野手(27)が“職人”への道を極めていく。本職である二塁に加え、プレミア12で起用された一塁。この日のノックでは三塁へ。視察に訪れた侍ジャパン・稲葉監督へ気合の宣言だ。
「どこでもやります」-。
打ち込み中心の第1クールが終わり、第2クールからは特守もスタートする予定。ユニホームを泥だらけにしながら、白球を追いかける。「足を使うことがメイン。一回刺激を入れるための土台作りです」と、まずは二塁で足元を固めていく。
この日、稲葉監督からは「ファーストミットは残しておいてね」と言葉をかけられ、山田哲は「大切に保管しています」と無邪気に笑った。「目標はチームが勝つこと。東京五輪に出て金メダルを取ることの2つです」。日の丸への思いは強く、熱い。指揮官とのささやかな時間に、また思いは募った。