侍・稲葉監督 中日・大野雄を先発&中継ぎマルチ起用案

 「中日春季キャンプ」(3日、北谷)

 野球日本代表「侍ジャパン」の稲葉篤紀監督(47)が3日、キャンプ視察をスタートさせ、北谷での中日キャンプ訪問後に大野雄大投手(31)のマルチ起用構想に言及した。

 昨秋のプレミア12では中継ぎだったが、先発が本職の左腕。選出した場合の起用法を問われた指揮官は「敗者復活に回ると連戦になる。そういう事態も考えながら、ひょっとしたら先発に回るという想定もしていこうかなと思っている」と話した。

 五輪では金メダル獲得へ最少で5試合、最多で8試合を戦う。先発も中継ぎもこなせる存在は貴重と言える。この日は自身の訪問時間に合わせてブルペン投球を行った左腕に「気にしてくれていたのは本当にうれしい」と感激の面持ち。日の丸への強い思いを受け取り、信頼を高めた様子だった。

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