ヤクルト新助っ投イノーア ヒゲ男爵だ!ヒゲ用オイルでお手入れバッチリ
「ヤクルト春季キャンプ」(3日、浦添)
立派なひげを携えた右腕が、ついにベールを脱いだ。ヤクルトのガブリエル・イノーア投手(26)が初ブルペン。全球種を織り交ぜた30球デビューとなったが…。注目を集めたのはイノーアご自慢のチャームポイントだ。
「みんなひげのことを聞いてくるよ(笑)」
クリクリの大きな目で、優しく笑う。きれいに整えられたひげにはこだわりがある。「毎日しっかり洗って、ひげ用のオイルを使ってきれいにしています」。念入りな手入れで「見た目にもいいかなと思って」とおちゃめな表情を見せた。
先日、あごに黒いマスクをつけていたときには、通訳さんがひげだと思い気付かなかったほど立派な代物。験担ぎというわけでもないという。「暇だなと思ったときに切るよ」。現在はドミニカ共和国から持参したひげ用のオイルでセットしており、「日本でも探さないとな」と笑った。
あだ名は「ガビー」。日本でのお気に入りメニューはステーキだ。「日本の環境や野球は問題ない。とても気分よく投げられた。あとは打者の反応を見て、調整していきたい」。188センチの長身から投げ込む速球派ひげ右腕が、V奪回ローテの一枠を狙う。