ソフトバンク・サファテが本格的投球練習 去年より「比べ物にならないくらい良い状態」
「ソフトバンク春季キャンプ」(3日、宮崎)
デニス・サファテ投手が今キャンプで初めて本格的な投球練習を行った。
キャンプ初日にも「マウンドの傾斜を確かめるため」と軽めの投球は行っていたが、この日は捕手を座らせて変化球も交え、35球を投げた。投球後、サファテは「痛みがなく投げられたのが一番。きっちり開幕に合わせるために、メカニックの部分やタイミングに重点を置いて取り組んでいきたい」と話した。
サファテは17年に日本記録となる54セーブを挙げたが、翌18年は6試合に登板しただけで4月に股関節の手術を受けた。昨季はオープン戦で実戦復帰したが、開幕前に調整不足のため米国でリハビリを行うことを決断。公式戦登板はなかった。
「去年の今頃は痛み止めを飲んで、自分に『大丈夫』と言い聞かせて投げていた。今年は比べ物にならないくらい良い状態だ」と自信をのぞかせた。名球会入りとなる250セーブまであと16。厳しい競争を勝ち抜かなければならないが、名ストッパーが完全復活への確かな一歩を踏み出した。