中日ドラ1石川昂が場外弾デビュー 平田「飛ばす能力ある」

 衝撃の場外弾デビューだ。キャンプ2軍スタートが決まっている中日ドラフト1位の石川昂弥内野手(18)=東邦=が30日、読谷球場でプロ入り後初となる屋外フリー打撃を行った。35スイングで柵越え6本。うち2本は防球ネットを越えて、隣接する読谷村役場駐車場への推定130メートル弾となった。

 下半身を使って白球を押し出すように振り抜いた。バットとの接着時間が長いのは天性の長距離砲だからか。打撃投手の肩書もある吉田ブルペン捕手のボールにタイミングを合わせた。打球は左翼芝生席の奥にある高さ約10メートルの防球ネットをオーバーした。

 「風がなくてもフェンスは越えたと思いますけど、ネット越えは風だと思いますよ」。計35スイング。コースに逆らわず、中堅、右翼方向へも打った。安打性11本でミート力も発揮した。

 吉田ブルペン捕手は「2軍の選手であんなに飛ばす選手はいないと思います。エグいです」と証言。右翼に就いていた平田は「飛ばす能力がありますね」とコメントした。

 3球団競合で入団した金の卵。この日、メーカー担当者にグリップをひと回り小さくする依頼を済ませた。最高の相棒との出会いを望むのも意識が高いから。読谷球場に刻む石川昂伝説の数が、竜の未来を明るく照らす。

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