国士舘、春切符 永田監督に最高のプレゼント「これほど思い出に残る誕生日ない」
「選抜高校野球・選考委員会」(24日、オーバルホール)
昨秋の都大会を連覇した国士舘(東京)が2年連続10度目の春切符をつかんだ。永田昌弘監督の62歳の誕生日を迎えた24日、吉報が最高のプレゼントとなった。「今までの人生の中でこれほど思い出に残る誕生日はない、感慨深い」と満面の笑みを浮かべた。
91、93年に4強、96年に8強。春の聖地で強さを見せていた時期もあったが、それ以降に出場した6大会は2回戦の壁を破れていない。明石商に1回戦で敗れた昨春を経験した主将の鎌田州真内野手(2年)は「(昨年は)圧倒された。今年は経験を生かしたい」。秋季大会後から体重を2キロ増やし、下半身強化に取り組んだエースの中西健登投手(2年)は「二つは絶対勝ちたい」と8強を目標に掲げた。
永田監督は「今年は東京五輪もある。いい意味で東京に風が吹いてくれれば、その風に乗って一つでも二つでも勝ちたい」と今年は“東京の年”であることを強調し、「春の国士舘」復活を誓った。