日本ハム・輝星「目標」虎の守護神“球児化”火の玉習得を目指す 指の使い方に着目
トラの守護神の神髄を見て学ぶ。日本ハムの吉田輝星投手(18)が8日、阪神・藤川の代名詞・火の玉ストレートの習得を目指すことを誓った。「伸びのある真っすぐ。どんどん修行したいと思います」と覚悟を示した。
きっかけは友人から教えてもらった藤川の投球動画。打者目線で浮き上がってくるように見えるという、独特の軌道を食い入るように見つめた。吉田自身も直球を売りにしているが「客観的に見てもすごい真っすぐ。僕の目標です」と熱っぽく話した。
画面越しの一人修行は既に進行中。「細かい所はいっぱいある」と習得が一筋縄でいかないことを明かしつつも、その中でも自身と比較した藤川の「指の使い方」に着目。詳細こそ明かさなかったが、理想の直球に近づくためのカギを見つけたようだ。
心には期するものがある。昨季は1軍初登板初先発だった6月12日の広島戦で5回1失点でプロ初勝利。しかし、その後は勝ち星を挙げられずに1勝3敗、防御率12・27と消化不良の1年だった。この日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で自主トレを公開した右腕は「1軍でどれだけ活躍できるかだと思う。1年間、1軍でやっていきたい」と新年の抱負を披露。火の玉ストレートの習得で目標を達成する。