稲葉監督 選手として出場した五輪で脳裏から離れない三つのシーン

 野球日本代表「侍ジャパン」の稲葉篤紀監督(47)が東京五輪イヤーを迎え、デイリースポーツのインタビューに応じた。担当記者に選手として出場した北京五輪で脳裏から離れない三つのシーンがあると明かした。

  ◇  ◇

 稲葉監督にとっての五輪。脳裏から離れない三つのシーンがあるという。2008年8月22日。「5番・右翼」として出場した北京五輪準決勝の韓国戦。逆転負けを喫し、金メダルが消えた試合だ。

 「イ・スンヨプが打ったホームランが僕の頭上を飛んでいったシーン。その後、韓国ベンチがすごく喜んでいたシーン。そして(日本の)最後の打球をライトが捕ったシーン。それしか思い出せないし、忘れることはない」

 最後のシーンは韓国の右翼手が捕球する瞬間を実演した。強烈な記憶なのだと感じた。12年の時を経て、今度は率いる立場として五輪に挑む。常々「気持ちが大事」と口にしてきた指揮官。その胸の中に宿る熱い思いが、垣間見えた。(デイリースポーツ侍ジャパン担当・野畑圭司)

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