稲葉篤紀監督（４７）率いる野球日本代表「侍ジャパン」をイチロー氏（４６）が激励するプランが浮上していることが２４日、分かった。実現すれば、東京五輪での金メダルを目指すチームにとって、この上ない“援軍”となりそうだ。

　同氏による代表激励プランは、プレミア１２の大会前にも可能性を探ったという。この時はスケジュールの都合が合わずに実現には至らなかった。次に代表が集合するのは７月の五輪直前で、米大リーグもシーズンまっただ中。現在はマリナーズで会長付特別補佐兼インストラクターを務める同氏の来日の可否も含めて、今後、検討される見通しだ。

　世界一を果たした０９年のＷＢＣ。結果が出ずに苦しむ中でもベンチの最前列で仲間を鼓舞する姿は、当時のチームメートらの脳裏に深く刻まれている。積み上げてきた実績はもちろん、代表、日の丸への熱い思いを抱くレジェンド。発せられる言葉は、重圧のかかる大舞台に挑むナインへの、何よりの勇気となるはずだ。