西武 松坂が入団会見「家に帰ってきた感覚」「迷うことはなかった」14年ぶり古巣復帰
西武・松坂大輔投手(39)が11日、都内ホテルで入団会見を行った。背番号は16。
メジャー移籍した2006年以来、14年ぶりの古巣復帰。プロ20年目、40歳となるシーズンへ向けて再スタートを切った。注目度は高く、報道陣約100人が集まった。
濃紺のネクタイを結んだ松坂は「このたび埼玉西武ライオンズに復帰することになりました。松坂大輔です」とあいさつ。「とにかく早くライオンズのユニホームを着たい」と心境を語り、決め手については「すぐに声をかけていただいたのがライオンズ。なにも迷うことがなかった」とうなずいた。
かつて所属していた時代と比較し、自身の変化については「球も遅くなり、やりたくないと思っていたボールを動かすピッチングをしている。そうすることが生きてく道」とし、「ライオンズに戻ってこられるというのは、なんというか家に帰ってきた感覚」と笑った。
横浜校時代に甲子園で大フィーバーを巻き起こし、1999年に西武入り。高卒1年目でいきなり16勝を挙げた。日米通算170勝の実績を誇るが、中日に在籍した今季は右肩の不調もあって0勝。自由契約となり、西武がオファーした。
厳しい現実もしっかり見つめ、「終わりが見えているが、2年、3年先を見られるわけではない。1年1年の過ごし方が今まで以上に濃いものになっていく」と決意した。