名門・作新学院 野球部員7人が救急搬送 昼食抜きの練習で脱水症状と低血糖症の診断

 甲子園で春夏通じて3度優勝を誇る作新学院の部員12人が1日の練習中に体調不良を訴え、うち7人が救急搬送されたことが10日、わかった。当日は午前9時から練習を始め、同10時から1、2年生と3年生の紅白戦を敢行。試合終了後の午後1時ごろから300メートルごとのインターバル走20本で切り上げたが、昼食を取る時間を設けていなかった。

 同校の関係者によると最後の練習メニューを終えた後、複数の生徒が座り込んで手足のしびれなどを訴えたという。症状のひどかった7人が救急車で病院へ搬送。脱水症状や低血糖症と診断された。4人は点滴を受けて帰宅し、3人が1日入院した翌日に退院。現在は全員が練習に復帰している。

 水分補給は適宜取れるようにしていたが、関係者は「気温が低くなったタイミング。(部員は練習中)積極的に水を飲まなかった」と振り返った。加えて紅白戦の展開で試合時間が長くなり、当初の予定よりも練習終了時間が遅くなったことも原因と見ている。

 「同じことが起きないよう、部活動委員会を通じて(生徒の)健康チェックを行った上で練習メニューを決めるように」と、野球部を含めたすべての部活動に対して注意喚起を行って再発防止の対策を進めているという。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス