星稜名誉監督の山下氏、若手指導者に“けんかノック”「選手を甲子園に連れてこい」

 ノッカーを務める山下氏(撮影・永井優花)
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 日本高野連が若手指導者育成のために6日から開催していた「第2回・甲子園塾」が8日、大阪府柏原市で最終日を迎えた。

 「選手たちを絶対、甲子園に連れてこいよ!」

 星稜名誉監督の山下智茂塾長(74)が自らノッカーを務め、「けんかノック」で若手指導者たちに熱い思いをぶつけた。最終日となったこの日は、来春から日大三島(静岡)の指導者となる永田裕治氏(56)の計らいで、選手ではなく立候補した8人の教員たちがノックを体験。

 今夏、就任1年目でチームを初の甲子園に導いた飯山(長野)・吉池拓弥監督(29)もけんかノックを志願し、土にまみれながら汗を流した。

 「山下先生は熱量が全然違う。もちろんまた甲子園に行きたいとは思っていましたが、その思いがこの3日間でより強くなった。あしたはオフの予定なんですが、早く練習したいです」と充実感をにじませた。

 山下氏は「大事なことは情熱と愛です。指導に愛を加えて、選手の心に熱い炎を燃やしてください」と高校野球の未来を担う指導者らにエールを送った。

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