巨人・原監督 V2で歓喜の涙 父・貢氏の教え胸にV3だ
巨人の原辰徳監督(61)が1日、都内で行われた東海大相模OB会に出席。父の故・貢氏が生涯実践してきたチャレンジャー精神でV2を成し遂げ、2年連続でうれし涙を流す誓いを立てた。
級友を前にした壇上のスピーチ中、思わず涙がこぼれた。貢氏が病に倒れた当時を話した時だ。重篤な症状になりながらも手術前、担当医にゴルフのラウンドや野球観戦などの目標を明かし、病と闘う姿勢を見せたという。その21日後、永眠したが「おやじらしいというか、一生懸命生きるというのは大事なんだと」。言葉を詰まらせ、感極まりながら尊敬の念を抱いた。
貢氏の教えを胸に刻み、2連覇を勝ち取る覚悟だ。生前中には「辰徳、人生は挑戦だ。我々は挑戦し続けないといかん。いくつになってもだ」と言われたことが今でも響く。
「勝負師はうれし涙はあっていいが、悔し涙はあってはならない」と力強く言い切った指揮官。胴上げの瞬間、来季も歓喜の涙を流す用意はある。