巨人・長嶋茂雄終身名誉監督（８３）が２１日、東京都内で開催された「第２１回ゴールデンスピリット賞」の表彰式で、受賞者に祝福のコメントを寄せた。

　プロ野球人の社会貢献活動を表彰するもので、今年は西武・秋山翔吾外野手（３１）が受賞。長嶋氏は欠席のため、司会者がコメントを代読した。

　「野球人のさまざまな社会貢献活動を通じて、多くの人々が野球をますます好きになることを願っています。今回受賞された秋山翔吾選手は、俊足好打の外野手として日本を代表する選手です。私は秋山選手が選ばれたことを思いながら、この賞のお手本になったロベルト・クレメンテさんに会った当時のことを思い出しました」。

　メジャーを代表する外野手だったクレメンテ氏と長嶋氏のエピソードを披露。その上で同賞の受賞者は元巨人でヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏、元日本ハム・ダルビッシュ有投手（現カブス）など大リーグ経験者が多数いることを紹介。今オフに海外ＦＡ権を行使してメジャー移籍を目指す秋山に「日本の外野手代表としてかつてのクレメンテさんを目指してプレーしてほしいと期待しています」とエールを送った。