侍ジャパンが大会初優勝!宿敵韓国に逆転勝ち 10年ぶり世界一に稲葉監督が男泣き
「プレミア12・決勝、日本5-3韓国」(17日、東京ドーム)
侍ジャパンが逆転で韓国を破り、大会初優勝。09年のWBC以来10年ぶりの世界一に輝き、金メダルを目指す来年の東京五輪に弾みをつけた。試合終了の瞬間、稲葉監督は男泣きした。
劣勢をはね返した。一回に先発の山口が2被弾で3失点KO。波乱の幕開けとなったが、すぐに反撃を開始した。その裏、4番鈴木が左翼フェンスを直撃する適時二塁打。2点差に迫ると、二回には山田が値千金の逆転3ランを放ち、主導権を奪い返した。七回には坂本の二塁打から2死三塁の好機を作り、浅村の適時打で貴重な追加点を奪った。
試合前に稲葉監督が「この一戦、全員で戦って行こう」と選手を鼓舞した通り、投手陣を総動員。二回から高橋礼をマウンドに送ると、田口、中川、甲斐野、山本、山崎が無失点でつなぎ、リードを守り切った。
歓喜の瞬間はナインが輪を作ってマウンドへ。稲葉監督は涙をこらえきれず、両手で涙をぬぐった。その後、胴上げも行われた。
15年の第1回大会では韓国が準決勝で侍ジャパンを破り、そのまま優勝。今大会は日本が16日の2次ラウンドでの一戦に続いてライバルを下し、リベンジを果たした。
韓国はエース左腕のヤン・ヒョンジュンが3回4失点。二回以降は打線が沈黙し、連覇はならなかった。