ロッテ・井口資仁監督（４４）が１６日、楽天から国内ＦＡ権を行使してロッテ移籍を決めた美馬学投手（３３）に感謝した。

　正式な連絡は来ていないというが、「報道を見てそういう流れになっている。決断してくれたのは本当にありがたい」と語った。

　ロッテは通算５１勝の右腕に対し、１１日に都内のホテルで交渉を持った。３年総額３億９０００万円プラス出来高払い１億円を提示したもよう。

　井口監督は交渉の場には就かなかったが、松本本部長らに「ぜひ来てほしい」と熱い思いを託していた。

　「スピードがある。いろんな球種を持っているし、低めに球を集める。強気に内角を攻めるし、やりづらい相手だった。風のあるマリンを得意にしていた」と笑顔を浮かべた。

　何度か食事をともにしたことがあり「優しい。普段は（若い投手の）兄貴分としてやってくれると思う。いい見本になってほしい。若い人をどんどん引っ張ってほしい」と期待を高めていた。