侍・岸 韓国戦でプレミア初先発!1人だけ東京Dで独占調整「良くなってきている」

 野球日本代表「侍ジャパン」の岸孝之投手(34)が、16日の韓国戦で先発することが14日、決定的となった。岸はチームが休日となったこの日、1人で東京ドームで調整。ドームを“独り占め”にして、マウンドから47球を投げた。沖縄合宿中には発熱で一度は離脱したベテラン。多くの激闘を繰り広げてきた日韓戦で、初先発のマウンドに立つ。     

 稲葉ジャパンのエース・岸に、ようやく本領発揮の機会が訪れる。16日の2次ラウンド最終戦となる韓国戦先発がその場所だ。

 この日のチームは休日。公式練習として割り当てられた時間に表れたのは岸ただ一人。アップを終えると、東京ドームのマウンドに立った。カーブ、フォークなどを交えて47球。途中、金子ヘッド兼打撃コーチを打席に立たせて実戦を想定した。

 「東京ドームを一人で使う。すごいぜいたくな時間を過ごさせてもらいました。ここで投げられて良かった。ボールは良くなってきている感覚です。変化球も狙ったところに行く確率が高くなってきている」

 病み上がりと言っていられない。すでに7日・台湾戦で1回、11日・豪州戦では2回と、慣れないリリーフで投げた。「途中から試合に入る難しさを感じた」とリリーフの苦労も知った。

 15日に韓国がメキシコに勝てば日本の決勝進出が決まり、16日は消化試合となるが、先発予定は変わらない。建山投手コーチは韓国打線について「甘いボールを打つことに関しては日本打線より上。かなり手ごわいと思っている」と警戒した。「みんなで力を合わせて優勝したい」と岸。目標成就に向け、まずは宿敵を封じ込める。

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