侍の最強4番・誠也V撃 頼もし全選手で三冠王も「気にしない」
「プレミア12・2次ラウンド、日本3-1メキシコ」(13日、東京ドーム)
4番・鈴木がまた打った。初回2死二塁の好機。1ボールからラミレスの変化球を中前にはじき返した。長打警戒でフェンス手前まで下がっていた外野手のはるか手前に落とす先制適時打だ。
「なんとか点を取りたいと思っていた。チャンスは少ない。打てる打てないで展開が変わってくるので」
大会全6試合で安打を放ち、打率・476、3本塁打、11打点はいずれも参加選手中トップの3冠王。侍ジャパンの歴史を見てもすでに本塁打、打点でトップに立っている。侍史上最強の4番の称号にふさわしい活躍ぶり。それでも「結果的に安打になっているだけ。とにかく勝つしかないですから自分の成績は気にしていない」と平然と言ってのける。
頼もしき25歳。試合を重ねるごとにその存在感は増すばかりだ。