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狭き門 トライアウト受験選手が減少傾向 1回実施の15年以降最少43人

ファンの女の子とハグする森福允彦=大阪シティ信金スタジアム(撮影・佐藤厚)
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 プロ野球の12球団合同トライアウトが12日、大阪シティ信用金庫スタジアムで行われた。参加選手は43人で、1回限りの実施となった15年以降では最少となった。

 トライアウトは01年からスタート。東西2度で開催された14年はのべ80人が参加した。ただ、その後は1回実施となると、16年には65選手が参加したものの、その後は51、48、今年は43と減少傾向。今オフは100人超の選手が戦力外通告を受けたが、参加者はその半数にも満たない。今回参加した43人には、NPBでプレー経験のある独立リーグ所属の7選手も含まれている。

 減少傾向の一因は厳しい現実にありそうだ。昨年は48選手が参加し、NPB球団と契約したのは4選手。成瀬がヤクルトからオリックス、山下がソフトバンクから巨人で育成契約、中井が巨人からDeNA、廖任磊が巨人から西武に入団した。このうち成瀬ら3選手は今オフに戦力外となった。

 また、各球団は1シーズンを通じてファームの選手も球場で視察。戦力外となった選手の力量はほぼ把握している。選手に対して正式オファーを出せるのはトライアウト後からとなるが、事前に獲得に向けた調査が行われるのは通例。周辺などからの情報を含め、選手自身が客観的に再起の可能性を判断している選手もいる。

 それでも、わずかな可能性にかけて集まる選手にNPB関係者も客席で視線を送る。パの編成スカウトは「今日の結果が全てではない。補強ポイントに合っているか」と話す。

 ファンの注目度も高い。この日の客席には3150人が詰め掛け、選手たちの必死なプレーに拍手や声援が飛んだ。今オフに戦力外となった巨人・森福はシート打撃で力投し、「ホッとしている気持ちと、全て出し切ったという気持ちでいっぱいです」と充実の表情。球場を後にする際には熱烈のファンと抱き合う姿もあった。

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