稲葉監督も「まさか」…周東が同点ホーム踏んだ源田のバントは「ノーサイン」
「プレミア12・2次ラウンド、日本3-2オーストラリア」(11日、ZOZOマリンスタジアム)
侍ジャパンの稲葉監督は、代走・周東の走塁から同点に追いついたシーンについて、ノーサインだったと明かした。
1-2と1点を追う七回、安打で出た吉田に切り札・周東を代走で出した。二盗、三盗を決め、源田がバントを敢行。周東は本塁に滑り込み、1点を絞り出した。
試合後会見で稲葉監督は「周東に準備してもらっていた。あそこは吉田が出た時点で迷いなく出した。セカンドにいき、三盗も大きかった」と振り返ると、「源田のところは2アウトだったのでノーサインで、バントは本人の意思だった」と明かした。
「ベンチから見ていてまさかと思ったが、ああいう応用というか、国際大会ではああいういいところでなにかやってやろうというのは非常に大事。大きな1点だった」と自身も驚いたことを隠さず、選手の柔軟さをたたえていた。
その後の取材でも「こっちが勝負に出たところを選手が理解をしてくれて、あそこは2アウトから打つだけでなく、セーフティーバントという、(源田)壮亮も勝負をしてくれたと思う」と語っていた。