ソフトバンク工藤監督から左腕・古谷がマンツーマン指導 164球「いい球が」

 ソフトバンクの工藤公康監督が期待の若手左腕を密着マークだ。11日の秋季キャンプ、午後のブルペンに足を運ぶと3年目の古谷優人投手にマンツーマンで指導した。熱の入った指導で投球を繰り返し、当初の予定を大幅に上回る164球の投げ込みとなった。

 古谷は「上半身に力が入り過ぎている点を指摘された。ボールを離す瞬間に叩くイメージを教わって、自分でもいい球が行くようになったのが分かりました」と充実の表情で流れ落ちる汗をぬぐった。

 ドラフト2位で入団も1軍登板はゼロ。しかし、今年5月の四国IL・香川との三軍戦で日本人左腕最速の160キロを計測した能力の持ち主だ。今月下旬からは台湾で行われるウインターリーグへの参戦も決まっており、勝負の来季へ、きっかけを掴もうと必死になっている。

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