“原のひと声”で斎藤雅樹に変身だ 巨人・鍬原サイドスロー転向
「巨人秋季キャンプ」(9日、宮崎)
巨人・鍬原拓也投手(23)が9日、投球練習中に原辰徳監督(61)からサイドスロー転向を勧められ本格挑戦することが決まった。
鶴の一声ならぬ“原の一声”で変更が決まった。ブルペンでの70球目、真後ろから見守る指揮官に声をかけられた。そこから横手投げに変わり、以降の50球は感触も上々だ。
中学3年まではサイドから投げていたという鍬原。高校からは球速を出すためにオーバースローで投げていたが「上から投げるよりコントロールしやすい。感覚が戻ればいい感じで投げられそう」と、今後も継続していく姿勢を見せた。
異例のフォーム変更に原監督は「斎藤(雅樹)も上からサイドに変えて、バランスがよくなった。(鍬原は)横からでもすごくいい」と“斎藤2世”への変貌に期待を込めた。17年度ドラフト1位も今季までの2年間でわずか1勝。宮本投手総合コーチに「斎藤雅樹になって見せます!」と言い切った右腕が、心機一転で成長した姿をアピールする。