侍・誠也 突破弾!出た~侍4番1号 連夜の快音4点プエル倒リコ
「プレミア12・1次ラウンド、日本4-0プエルトリコ」(6日、桃園国際野球場)
日本はプエルトリコを完封で下し、2連勝を飾った。勝利へ導いたのは4番の鈴木誠也外野手(25)だ。三回、相手失策で1点を先制後、左中間席へチーム1号となる豪快な3ラン。投げては先発の高橋礼投手(24)が六回2死までパーフェクトに抑える圧巻の投球を演じた。同組の台湾がベネズエラに勝ったため日本の2次ラウンド進出も決定。1次ラウンド最終戦となる7日はトップ通過を懸けて台湾と対戦する。
左中間席中段に突き刺さる特大弾でも、鈴木は走るスピードを緩めない。頼もしい大きな背中は仲間に勇気を与え、上昇気流を生み出している。「気持ちは高ぶっていますけど、打席では冷静に考えられています」。侍ジャパン不動の4番が今大会1号3ランを放ち、チームを2次ラウンド進出にいざなった。
先制点を奪った直後の三回2死一、三塁。左腕ソトがリズムを崩し始めている中、1ボールからの142キロを豪快に振り抜いた。「感触は完璧でした」。プエルトリコのファンが口を開けたまま大飛球の行方を見つめる。先発の高橋を援護する3点が入り、主導権を日本にもたらした。
二回の先頭では四球で出塁し、続く浅村に対する2球目に「隙があったので」と二盗に成功。前夜も4打数1安打2打点と勝利に貢献し「仕事はできているのかな」と少しだけ胸を張った主砲。稲葉監督も「誠也の一発というのはベンチにも非常に勇気を与えてくれました」と感謝した。
仲間と共に世界一へ-。プレミア12に臨む前、鈴木の心を熱くさせた出来事があった。ラグビーW杯日本大会の1次リーグA組第2戦。桜戦士が優勝候補のアイルランドを逆転で破る大金星をテレビで見届け「感動しました」とONE TEAMの魂を感じ、日の丸の誇りを再認識した。
だから、日本のために粉骨砕身の精神で死力を尽くす。試合前のフリー打撃では坂本に打撃指導を請い、自らの引き出しを増やす。「シーズン中、調子が悪い時はどんな考えでいるのか…。そんなことを聞いています」。そんな25歳の若き主砲が侍を支えている。
指揮官は「もう一戦、全力で全員で勝ちにいきます」と表情を引き締めた。7日・台湾戦も鈴木のバットが勝利へ導く。必ず3連勝で日本に帰ってくる。




