関大が逆転勝ち 負ければ近大優勝の一戦で八回に猛攻

8回、森が逆転打、喜び爆発の関大ナイン=ほっともっとフィールド神戸(撮影・佐藤厚)
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 「関西学生野球、関大9-3近大」(14日、ほっともっとフィールド神戸)

 関大が八回に7安打9得点の猛攻で逆転勝利を収め、近大の優勝を阻止した。関大・早瀬万豊監督は「(2点目を取られた後も)必ずもう一回チャンスは来るからと言ってました。フォアボールとか、みんなが粘ってくれた。あの辺りが成長したところ」と選手の粘りを称えた。

 負ければ近大の優勝が決まる一戦で、1点を追加された直後の八回の攻撃だった。1死満塁からの押し出し四球でまず1点を返すと、続く「8番・二塁」でスタメン出場していた坂之下晴人内野手(2年・大阪桐蔭)が、初球を右翼線沿いに運ぶ逆転の2点適時二塁打を放った。この一打で流れを呼び込んだことが、勝利につながった。

 「初球から攻めていこうという気持ちでした。バットを一握りちょっと(短く持って)。今年のリーグ戦から短く持つようにはしてました」と坂之下。前日の敗戦を引きずることなく勝利に貢献。対戦成績が1勝1敗となり、3回戦は22日に持ち越しに。その前に今週末の18、19日に関学大との対戦があり、優勝するためにはまず、そこで勝ち点を挙げることが必須となる。

 坂之下は「これで流れに乗れたと思うので、まず次の関学との試合でしっかり勝ちたい」と気を引き締めた。

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