ヤクルト2軍本拠地・戸田球場が水没 水が引くまでには1週間を要する見込み
ヤクルト2軍の本拠地・戸田球場が13日、台風19号の影響で水没した。埼玉県戸田市の荒川河川敷にある同球場は、川の増水でグラウンドレベルから高さ3メートル付近まで水位が上昇。バックネット裏の球団ブースや観客席、バックスクリーン、スコアボードも水につかった。
各地で甚大な被害をもたらした大型台風。濁流に飲み込まれたグラウンドの光景に、視察した衣笠剛社長兼オーナー代行(70)も「すごいね…。ビックリした」。圧倒的な自然の力に驚くしかなかった。
戸田球場は、99年8月にも集中豪雨で同様に水没したことがある。水が引くまでには、1週間程度を要する見込み。その後、人工芝や掲示板などの修復に着手する。衣笠社長は、使用再開のメドについては「1カ月ぐらいで、グラウンドだけでも使えるようになれば」と語った。
8日から行われていた秋季練習も、この日は戸田寮の室内練習場で実施。高津新監督も「早く復旧してほしいですね」と祈っていた。