巨人先発は高橋!ルーキーで決める 阪神と好相性…対戦防御率1・98
「セCSファイナルS・第4戦、巨人-阪神」(13日、東京ドーム)
巨人は12日、CSファイナルS第4戦へ向け、東京ドームで練習を行った。台風接近のため、報道陣の安全を考慮して非公開での調整。勝てば7年ぶりの日本シリーズが決まる大一番へ向け、準備を整える中、先発するルーキー左腕の高橋優貴投手(22)は「しっかり準備、体のケアをして臨めたらなと思います」と静かに意気込んだ。
当初は12日の先発予定だった高橋だが、レギュラーシーズンを含めて自身3度目の中止になった。「周りから最後に一番最強なのを持ってきたか、と言われました」と苦笑いしつつ、スライド登板となる13日へ「初回を全力で行くことが大事」と力を込めた。
その初回には、いきなり同じルーキーの近本との対戦が待つ。「切磋琢磨(せっさたくま)できれば、それに越したことはないと思います」と同期のライバルを気にかけた。ただ近本に対しては、レギュラーシーズンでは13打数1安打と得意としている。虎のリードオフマンを封じ、波に乗る。
雨天中止後の登板は過去2回とも黒星を喫しているものの、阪神戦はプロ初登板初勝利を挙げるなど2勝1敗で、対戦防御率1・98。好相性を引っ提げてのマウンドとなる。「そういう試合で投げられる幸せを感じて、しっかりやっていきたいです」。任されるのは信頼の証し。首脳陣の期待に応えるべく、虎を狩る。