楽天は１１日、三木肇２軍監督（４２）が来季の新監督に就任することを発表した。三木新監督は１４日に始まる秋季練習から、チームの指揮を執ることになる。

　三木新監督は「監督のお話をいただき、身が引き締まる思いです。来年こそ『日本一の東北へ』を実現できるよう、チーム一丸、勝ちにこだわって戦ってまいります」と広報を通じてコメントした。

　今季、チームは３位でＣＳに出場したが、石井ＧＭは「バントやスクイズの精度、走塁を含め、先の塁への意識改革が長くある課題。よりカテゴリーに合う方に（監督として）来ていただくことが大事」という理念の中で新監督の選定を進めた。

　三木新監督は、ヤクルトコーチ時代に山田哲を盗塁王に育てるなどの手腕を発揮。今季は楽天の２軍監督として、昨季６０だったチーム盗塁数を９９と飛躍的に向上させ、球団史上初のイースタン・リーグ優勝に導いていた。若いチームに巧みな戦術と技術を加え、未来の常勝チームを目指し、その礎を構築する。