「セＣＳファーストＳ・第１戦、ＤｅＮＡ－阪神」（５日、横浜スタジアム）

　手の内を明かすことはなかった。２年ぶりのＣＳを初めて本拠地で迎えるＤｅＮＡは３日、５日から始まる阪神とのファーストＳに向けて投手陣らが調整したが、初戦の先発投手を明言する首脳陣は誰もいなかった。

　今季８勝１６敗１分けと大きく負け越している難敵・阪神。かく乱を狙ってか、初戦はエース・今永を回避して、上茶谷を抜てきする可能性が浮上してきた。

　「選手たちは（本拠地で開催する大切さを）感じてくれていますし、しっかり調整してくれている」と三浦投手コーチは順調な仕上がりぶりを強調。だが、初戦の先発投手の話題になると「前日に発表するんじゃなかったかな」と話すにとどめた。

　今永はレギュラーシーズン最終戦で阪神相手に八回途中７失点と打ち込まれており、上位打線の近本、木浪との対戦成績も悪い。そこで、阪神戦６試合で２勝２敗、防御率３．３８と好投したルーキーに託すこともありえる。ラミレス監督の決断や、いかに。