楽天、一丸でCS切符ゲット「一番良いときの千賀」を攻略 ウィーラーが逆転2ラン

 「楽天4-2ソフトバンク」(24日、楽天生命パーク宮城)

 まさに一丸でのCS進出決定。1年間が凝縮された勝利だった。楽天・平石監督が「一番良いときの千賀のイメージだった」とソフトバンク右腕に苦しみながら、1点を追う六回2死一塁だ。ウィーラーが甘く入ったフォークを逃さず、左翼席へ19号の逆転2ランを放った。

 不振で8月に2軍降格も「僕はあきらめるのが嫌い。最後まであきらめなかったから、ここに立っている」とシーズン最終盤で昇格させた平石監督の期待に応える一発だ。

 七回1死一、二塁では初球にオコエと辰己が重盗を敢行。相手失策も誘い、この回2点を挙げた。平石監督も「(オコエが)『チャンスがあったら行って良いか』と言ってきた。それが成長」と目を細める。今季を象徴する逆転のイヌワシが、2年ぶりのCSを決めた。

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