ロッテ・福浦 感謝の引退 先発フル出場ウイニングボール掴み取った!
「ロッテ6-1日本ハム」(23日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテ・福浦が紙吹雪の中、息子2人とグラウンド一周した。鳴りやまぬ「福浦コール」。43歳に熱い思いがこみ上げた。
「盛大なコールでした。こんなことは最初で最後です。26年間、幸せな野球人生でした」。
楽天とCS争いの中でのスタメン。22日夜、井口監督から「スタメンでいくぞ」と告げられて一度は固辞しかけたが、全力での出場を決意した。
4打数無安打、史上初のジャスト2000本安打打者となったが最後に見せ場が待っていた。九回から一塁の守備に入って2死一塁。
益田の内角攻めに、平沼の打球はライナーで一塁横を襲った。鮮やかにダイビングキャッチ。「ウイニングボールをもらった。体が勝手に反応した」。守備でも職人ぶりを発揮してきた福浦らしい最後のプレーとなった。
夢だったシーズン1位、そして井口監督の胴上げは今後の新たな夢となった。「感謝」の2文字を胸に若手育成に情熱を注ぐ。