巨人・山口「不思議な感覚」古巣相手・ハマスタで胴上げ投手あるゾ!
20日のDeNA戦(横浜)に先発する巨人の山口俊投手(32)が17日、川崎市のジャイアンツ球場で行われた投手練習に参加し、キャッチボールなどで汗を流した。現在の優勝マジックは4で、最短優勝日は20日のDeNA戦。胴上げ投手になる可能性もあるが「チームが勝つための投球をする。それだけです」と気負いを感じさせなかった。
FA移籍して3年目の今季、ここまで獅子奮迅の活躍ぶりだ。24試合に登板してリーグトップの14勝。不振に苦しむエース菅野に代わり、先発陣の大黒柱としてチームを支えてきた。
決戦の相手はかつての古巣だ。18歳でプロ生活を始めた右腕を育ててくれた人と場所。今も対戦の際には必ずDeNAのチーム関係者へのあいさつを欠かさない。それだけに「FAで出ていって(優勝の)可能性があるところで、横浜スタジアム。僕自身も不思議な感覚」と神妙な面持ちだった。
チームは5年ぶり、山口にとってはプロ14年目での初優勝がかる。それでもはやる気持ちを抑え「優勝しても、その先にはクライマックスシリーズもある。1試合1試合やるだけ」と表情を引き締めた。