オリックス 金子にまたやられた 西村監督「やられすぎ」
「日本ハム2-0オリックス」(8日、札幌ドーム)
オリックスは昨年までの同僚・金子の前に6回無失点に抑えられるなど6月29日・西武戦以来となる今季10度目の完封負けを喫した。今季ワーストを更新する7連敗となった。
金子に対しては30回連続無得点と封じ込まれている。
西村監督は「やられすぎですね。なんとかしていかないと。なんとか点に結びつけていかないといけない。打者もいろんな工夫をしていかないと」と険しい表情で話した。
金子に対して6安打2四球と走者を出しながらも無得点に終わった打線。左外腹斜筋損傷から復帰の山本由伸の好投を見殺しにした。
「由伸は十分じゃないですか。いつもより抑え気味に投げていた。復帰初戦で六回まで投げきってくれた。本人にとっても投げきったことはよかった。なんとか1点だけに抑えた。それ以上の点を取っていかないといけない」
山本はMAX152キロを記録するなど故障明けを感じさせない投球を披露。三回1死三塁から浅間の2球目のカットボールを若月が捕逸で1点は失ったが、自責点は0。
山本は「投球だけで言うと立ち上がりはばらつきがあったけど、感覚は徐々にまとまってきた。五、六回はかなりいい感覚で投げられた。いい投球でした」と振り返った。
首脳陣は80球で交代を目安としていたが、五回を投げきったあと75球でも続投を志願したという。
「投げ終わったあとの疲れも全然ないです」
悔やまれるのは捕逸となったカットボール。「捕りづらい球になってしまった。申し訳ない」と反省した。
だが、捕手の若月は「ボールが良かった。だから捕れませんでした。本当に申し訳ない。カットボールはケガをする前よりも良かった。本当に申し訳ない」とこちらも謝罪の言葉を繰り返した。
山本はこれで防御率1・75。規定投球回数まで残り19回1/3とした。残り3試合の登板が予定されている。