侍U18 16得点で米圧倒!東邦コンビ爆発 4番・石川3打点&6番・熊田4打点

 「U18W杯・1次リーグ、日本16-7米国」(1日、機張)

 日本は5連覇を狙う米国に対して12安打16点と圧倒。完勝した。4番の石川昂弥内野手(3年)が2安打3打点、6番の熊田任洋内野手(3年)、9番の坂下翔馬内野手(3年)がともに2安打4打点の活躍で打線をけん引。米国の反撃を振り切り、開幕3連勝とした。

 1次リーグ(L)最大のライバルを打ち砕いた。立役者は今春センバツで頂点に立った東邦の二人だ。まずは石川。先制を許した直後の初回2死三塁で3ボールから、「何としてもストライクが来たら振ろう」と外角直球を逆らわずに右線へ運んだ。続く三回の第2打席。無死満塁から左前への2点打で2打席連続タイムリーと4番の仕事を全うした。

 熊田も負けてはいない。三回1死二、三塁から二遊間を破り、2点適時打。四回2死から韮沢雄也内野手(3年)の遊ゴロが“リプレー検証”で一転、セーフとなって巡ってきた満塁の好機にも左翼へ運んで、坂下と並んでチームトップの4打点を生み出した。

 春の全国制覇から一転、夏は愛知大会2回戦でコールド負け。熊田は「夏の悔しさというのがある。その分を出していきたい」と石川と誓い合った。二人合わせて7打点。東邦コンビでチームに勢いをもたらし、石川は「こういうかたちになって最高です」と笑顔が輝いた。

 4連覇中、ましてや2015年の1次ラウンドで日本に敗れて以来、大会18連勝中だった王者を止めた。4月下旬に元高知監督の島田達二氏(47)を分析コーチに招へい。永田裕治監督(55)が「(米国が)データ通りできてくれたので」と明かしたように、国内合宿からビデオなどで徹底的に研究した結果が実った。

 野球大国相手に4年ぶりの勝利は驚異的な粘りを振り払ってつかんだ。これで1次Lは負けなしの3連勝。B組の首位に立ち、2次L進出へ大きく前進した。しかし、「まだ終わっていないので、戦いは」と指揮官。決勝などで再戦する可能性が高い強敵には変わらない存在だ。世界一へ気の緩みは一切ない。

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