侍U18“二刀流”女性選手ブルペン入り 制球抜群!カーブ織り交ぜ本格投球
「U18W杯・1次リーグ、日本4-2スペイン」(30日、機張)
日本は1次リーグ初戦でスペインに逆転勝ちした。八回に遠藤成内野手(3年)の2点適時二塁打などで一挙4得点。2点の先制を許す苦しい展開となったが、先発の池田陽佑投手(3年)ら3投手の継投で逃げ切った。31日は南アフリカと対戦する。
白星スタートを切った侍ジャパン高校代表。スペイン戦の試合前には頼もしい“21人目の選手”がブルペン入りし、チームを盛り上げた。しかも女性。今大会で日本の通訳ボランティアを務める細谷まりさんだ。
投手登録の9人も顔負けのコントロールで投げ込んでいくと、選手が興味津々で打席に立った。カーブも織り交ぜるほどの本格的な投球。「ついついやりたくなっちゃって」とはにかんだ。
細谷さんは中学までソフトボール部。大学時代の07年に短期留学し、韓国の魅力にはまった。09年から現地の野球チームに入り、男性に交じって投手、二塁手としてプレー。今年の帰国後も、都内の軟式野球チームに加入するほど野球も大好きだ。もちろん通訳としての“本業”もバッチリ。代表にはなくてはならない存在だ。