ヤクルト山田 母校・履正社決勝進出へ 祝砲31号
「広島9-8ヤクルト」(20日、マツダスタジアム)
ヤクルト・山田哲が夏の甲子園決勝に進出した母校・履正社に祝砲を上げた。3-5の八回に31号2ラン。広島の3番手・中村恭の151キロを右中間スタンドに放り込んだ。
「しっかり力負けしないようにした。逆方向は意識していなかった」。チームは九回に逆転サヨナラ負け。起死回生の1発は空砲となったが「日本一、2位のどっちでも、胸を張っていい」と後輩たちにエールを送るフルスイングだ。
初回には先制適時二塁打も。広島先発・ジョンソンが投じた初球の直球を右中間にはじき返した。2年連続4度目のトリプルスリーに向け本塁打はクリア。盗塁は「26」で達成間近だ。打率は試合前の2割7分8厘から2割8分に上昇。偉業達成へラストスパートをかける。