星稜が初回に犠飛で先制 志願先発のエース奥川は二回に150キロ

力投する星稜・奥川=甲子園(撮影・高石航平)
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 「全国高校野球選手権・準決勝、星稜-中京学院大中京」(20日、甲子園球場)

 星稜が初回に先制した。

 初回、最速154キロを誇るエース奥川が先頭打者に安打を浴びたが、後続を抑えて無失点。その裏、先頭東海林の安打から1死二、三塁として4番内山が右犠飛。主導権を握った。

 奥川は3回戦の智弁和歌山戦(和歌山)で延長十四回、165球の熱投で1失点完投勝利。準々決勝の仙台育英戦(宮城)は登板せず、この試合は中2日の先発となった。

 星稜・林監督によると、リリーフ起用も考えていたというが「どうだ?」との問いに奥川は「状態はいいので投げたいです」と先発を志願。指揮官も「お前でいくぞ」と託したという。

 初回は148キロを計測し、4番藤田はスライダーで空振り三振に仕留めた。

 二回は150キロまで球速を上げ、2三振を含む三者凡退。テンポ良くアウトを重ねると、その裏に東海林の適時打で2-0とした。

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