履正社・岡田監督も驚き「夢にも思わなかった」2年生岩崎の快投で初の決勝へ
「全国高校野球選手権・準決勝、履正社7-1明石商」(20日、甲子園球場)
履正社が13安打で7得点。投げても初先発の背番号17、2年生の岩崎が1失点完投と好投し、夏は初の決勝進出を果たした。
岡田監督は岩崎の快投に「ここまで投げてくれるとは夢にも思ってなかった」と驚きを隠せず。エース清水も準備させていたが、「5回か6回もってくれたらと思った。抜け球が少なく攻められたかな」と振り返った。
好調の打線は初回に明石商の好投手・中森を攻め、一挙4点を先制。先頭の桃谷が中越え三塁打で出塁し、池田、内倉、西川が適時打した。指揮官は「中森君は奥川君レベル。レベルが高いですから低めのボール球を振らないようにと対策を練った。桃谷が出ると行くぞ、となる。桃谷の力は大きい」。主導権を握り、五回、九回にもきっちり追加点を奪った。
87年に同校の監督に就任。センバツでは準優勝2度の経験はあるが、夏は初めての決勝。岡田監督は「32年かかったが、土台を築いてくれた卒業生に感謝したい」と感慨深げだった。