履正社が夏初の決勝進出 猛打で近畿対決を制す 2年生岩崎が1失点の快投

決勝進出を決め、笑顔の井上(前列右から2人目)ら履正社ナイン=甲子園(撮影・高石航平)
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 「全国高校野球選手権・準決勝、履正社7-1明石商」(20日、甲子園球場)

 履正社(大阪)が近畿対決を制し、夏は初の決勝進出を決めた。大阪勢は昨夏を制した大阪桐蔭に続き、2年連続の決勝となった。

 鮮やかな先制攻撃が効いた。初回に明石商(兵庫)のエース中森俊介投手(2年)相手に猛攻。先頭の桃谷惟吹外野手(3年)が中堅フェンス最上部に直撃、あと数センチで先頭弾かという三塁打で勢いをつけると、池田凜外野手(2年)の左前適時打など6安打集中で4点を奪った。

 明石商もその裏、先頭の来田涼斗外野手(2年)がバックスクリーンへ先頭打者本塁打を叩き込み、1点を返した。だが、次の1点を奪ったのは履正社。五回は1死から西川が左越え二塁打。続く野口海音捕手(3年)が右前適時打し、5点目を刻んだ。チームは5試合連続で2桁安打をマーク。九回にも2点を加え、13安打で7得点を奪った。

 先発は背番号17の岩崎峻典投手(2年)。初回に1点を失ったが、二回以降は反撃を許さず。制球力が光り、無四球の快投で6安打1失点。完投勝ちを飾った。

 明石商はエース中森が立ち上がりを攻め込まれ、主導権を握られた。春のセンバツに続いて、2季連続で4強止まり。初の決勝進出はならなかった。

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