DeNA・今永 完封11勝 熱投140球 ラミレス監督「うちのナンバーワン」

 「DeNA1-0広島」(18日、横浜スタジアム)

 27個目のアウトを奪うと、DeNA・今永は両手を握りしめ、グラブを3度叩いた。魂を込めて投げ込んだ140球。自身初となるシーズン3度目の完封で、自己最多タイの11勝目。シーズン3完封は球団左腕では1993年・野村弘樹以来、26年ぶり。エースがハマスタのマウンドに仁王立ちした。

 相手先発の九里と息詰まる投手戦を展開した。六回まで互いに無失点。それでも「1点はOKという、楽な気持ちで抑えられた」。味方打線を信頼する心が、最高のパフォーマンスを引き出した。

 前回先発した11日・中日戦は5回3失点で降板。試合後、ベンチから見ていた戸柱から「腕が横振りになってる」と助言を受けた。「前までは体が横振りでも、腕は縦に出ていた」と微調整。この日はその戸柱とバッテリーを組み、カード勝ち越しに導いた。

 八回を投げ終えて117球。それでもラミレス監督は「ちゅうちょは全くなかったです」と九回のマウンドに送り出した。「うちのNo.1ピッチャー。この試合に絶対に勝つんだという気持ちが、初回から最後まであった」と闘志を感じ取った。

 11勝は巨人・山口に次ぐリーグ2位。「もっと突き抜けないと」と高みを目指す左腕が、再浮上への流れを生み出した。

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