八戸学院光星・下山 決めた!サヨナラ打でヒーローだ!

 「全国高校野球選手権・3回戦、八戸学院光星7-6海星」(16日、甲子園球場)

 八戸学院光星(青森)は海星(長崎)にサヨナラ勝ちを収めた。

 シーソーゲームに終止符を打ったのは、八戸学院光星・下山昂大内野手(3年)のバットだった。6-6の九回1死満塁。内角直球に詰まりながらも中前へ落とし、チームをサヨナラ勝ちに導いた。

 「『落ちてくれ!』と必死でした」

 2球目のボール球を見逃した後、後藤丈海投手(3年)から「打ったらお前がヒーローだ」と伝令で背中を押された。「緊張して周りが見えていませんでした」とガチガチだった下山は、心を落ち着かせ3球目をスイング。ヒーローになった。

 開会式直後の1回戦・誉戦では、83年ぶり2度目となる開幕戦での初回満塁本塁打。仲井宗基監督(49)は「力んでしまうのが悪い癖なんですけど、決めてくれると信じていました」と目を細めた。

 準々決勝の相手は昨夏の甲子園1回戦で接戦の末、9-8で勝利した明石商。下山は「自信を持っていけます」と表情を引き締めた。春夏通じて初の全国制覇へ、打ち勝つ野球で突き進んでいく。

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