東海大相模-中京学院大中京など4試合 8強進出をかけた戦い【16日の見どころ】

 「全国高校野球選手権・第10日」(16日、甲子園球場)

 台風接近の影響で当初の予定から1日順延された16日は、3回戦4試合が行われる。各試合の見どころを紹介していく。

 【第1試合】岡山学芸館(岡山)-作新学院(栃木)

 岡山学芸館は2回戦で名門・広島商との隣県対決を制した。背番号3ながら先発マウンドに上がった丹羽淳平内野手(3年)が初回に打球を顔面に受けて骨折するアクシデントに、ナインは発奮。八回に3点を奪っての逆転勝ちで波に乗る。

 作新学院は今春センバツ8強の筑陽学園との接戦をものにし、初戦を突破した。延長十回に1番・福田真夢外野手(3年)が二盗、三盗に連続で成功。勝ち越し点につなげるなど、要所での勝負勘は抜群だ。

 【第2試合】東海大相模(神奈川)-中京学院大中京(岐阜)

 15年夏の覇者・東海大相模は初戦で近江のエース左腕・林を機動力で攻略した。積極走塁など“アグレッシブ・ベースボール”で圧倒。高校通算を合わせると100発を超える鵜沼魁斗外野手、山村嘉崇内野手、西川僚祐外野手の2年生トリオの打棒が爆発する可能性も十分にある。

 中京学院大中京は初戦でプロ注目の藤田健斗捕手(3年)が決勝打。救援して自己最速を更新する148キロをマークした193センチ右腕の赤塚健利投手(3年)らを引っ張る好リードも光る。バッテリーで強打を封じられるかがカギとなる。

 【第3試合】明石商(兵庫)-宇部鴻城(山口)

 明石商は今春センバツ4強の原動力となった2年生コンビが健在だ。初戦でエース・中森俊介投手(2年)が9回3失点完投。1番の来田涼斗外野手(2年)も2安打2得点と活躍し、17年覇者・花咲徳栄を下した。

 宇部鴻城は1回戦で岡田佑斗外野手(3年)が「1番・投手」として先発し、史上初の本塁打を放った上で完投勝利を挙げた。頼もしい二刀流が強敵相手にも投打で躍動できるか。

 【第4試合】海星(長崎)-八戸学院光星(青森)

 海星は聖光学院との投手戦を勝ち抜いた。柴田蓮人投手(3年)が9回をわずか93球で2失点完投。3回戦でも同じ東北勢の甲子園常連校相手にテンポのいい投球を2戦連続で続けられるか注目だ。

 八戸学院光星は2試合で19得点と打線が元気だ。特にプロ注目の武岡龍世内野手(3年)が好調。壮絶な打ち合いとなった智弁学園との2回戦ではバックスクリーンへ聖地初アーチをマークし、打線を引っ張る。

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