関東第一・野口V打 昨夏の悔しさ晴らし4年ぶり3回戦へ

 「全国高校野球選手権・2回戦、関東第一6-5熊本工」(14日、甲子園球場)

 2回戦3試合が行われ、関東第一は熊本工との接戦を制し、4年ぶりの3回戦進出を決めた。

 三遊間を真っ二つに破る一打で勝利を呼び込んだ。1-1の五回1死三塁。関東第一・野口洋介捕手(3年)が勝ち越しの左前適時打を放った。打線は勢いに乗って一挙4得点。「初球から思い切っていきました」と充実感をにじませた。

 昨夏の悔しさを胸にグラウンドに立ち続けてきた。二松学舎大付に敗れた東東京大会の決勝戦では、九回2死一塁から代打出場し三ゴロに倒れた。「頭が真っ白になって…」。最後の打者になり大きな喪失感を味わった。

 打てる捕手を目指した1年。ティー打撃ではさまざまな角度からのトスを打ち返すことで広角に打つ技術を磨いてきた。決勝打は内角寄りの直球を仕留めた。大舞台で最高の結果を残してみせた。

 リード面では、熊本工が直球に強いと分析し、変化球中心の組み立て勝利に貢献。それでも七回の3失点に「間の取り方が一定になってしまった」。4年ぶりの3回戦進出にも、反省を忘れない姿が頼もしかった。

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