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センバツ4強の明石商 夏1勝 2年生コンビ、来田&中森で2年前夏覇者撃破

 7回、左中間に二塁打を放ち拳を突き上げる明石商・来田(撮影・高石航平)
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 「全国高校野球選手権・2回戦、明石商4-3花咲徳栄」(11日、甲子園球場)

 明石商が注目の2年生コンビの活躍で2年前の覇者・花咲徳栄を下し、甲子園夏初勝利を飾った。先発した中森俊介投手(2年)は本調子ではない中、9回6安打3失点で完投。打線では1番の来田涼斗外野手(2年)が、走者なしの状況からの2安打でいずれも得点に絡む働きを見せた。今春センバツ4強に貢献した2人が、全国制覇へチームをけん引していく。

 懸命に耐え抜いた。思い通りにいかなかった悔しさと、それでも投げ抜けたことに手応えも残った。「調子が悪いなりにその日の調子に合わせて試合を作れたので。(センバツと比べて)成長できたかなと」。中森の135球に成長が見えた。

 「フォームが崩れたというか。初球、全力で投げたつもりが142キロで、ヤバいなと」

 開始直後から苦しみ、初回に記録したこの日最速147キロも「指にかかってなかった」と苦笑い。それでも「真っすぐのキレもほぼなかったので変化球中心に、守りを信じて打たせて取ろう」と、チェンジアップを軸に修正。失点をしながらも立て直せたのは自身の成長に加え、仲間の支えもあったからこそだ。

 中森は「(周りから)取り返してやるからと言ってもらったので」と振り返る。激励の声をかけた一人に、同じ2年生の来田がいた。「点取ったるから自分のピッチングをしろ」と中森に言い切り、有限実行の活躍を披露した。1点を追った五回は2死から中前打で出塁し、続く水上の逆転弾につなげた。同点にされた直後の七回は先頭で左翼越えの二塁打を放ち、勝ち越しのホームに生還だ。

 「センバツで自信が付いたので自信を持って打席に入れました」と来田。チームとして、3日の抽選会後から花咲徳栄を徹底的に分析。選手は多い時は1日4時間、計10時間以上ミーティングを重ね、狭間善徳監督(55)は細かな情報を得るために埼玉の地元紙にまで目を通す徹底ぶり。執念が実った。

 昨年の夏は1回戦敗退。待望の夏1勝に、中森が「去年の夏は僕が最後に投げて負けてるので」と話せば、来田は「3年生最後ということもあり、夏の1勝は大きい」と力を込める。成長を続ける2年生コンビが輝き続ければ、日本一への白星も積み重なっていく。

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