中日「恐怖心」ぬぐえず13残塁 制球難の藤浪を打ちあぐねた

 「阪神3-2中日」(1日、甲子園球場)

 中日は制球に苦しむ今季初登板の藤浪を打ちあぐねた。五回途中で降板するまでに8四死球を得ながら、ビシエドの犠飛での1点のみ。与田監督は「(荒れ球への)恐怖心をぬぐい去るのは難しい。決まった球はよかった」と渋い表情だった。

 一回、先頭の平田がいきなり四球で出塁。2死後にビシエドと阿部も連続で歩いて労せず満塁と絶好の先制機を得た。だが6番堂上は「真っすぐは速くて、カットボールは切れていた」と空振り三振。二回に2者連続四死球でもらった無死一、二塁の好機も生かせなかった。

 三、六、八回を除く6イニングで得点圏に走者を進めながら2得点。残塁は13。チーム打率はリーグ2位でも得点は同5位。あと1本が出ないチームの課題が浮き彫りになった。

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