オリックス・西村監督 3死球で激怒…延長十二回サヨナラ負け
「ロッテ7-6オリックス」(1日、ZOZOマリンスタジアム)
延長十二回。最後はオリックス・エップラーの押し出し四球で、5時間18分の激闘の末にサヨナラ負け。西村監督は険しい表情でベンチを出てきた。
「3死球?だからああいう形になった。そこはもう語りたくない。ちょっと当てられすぎ」
同点に追いつきなおも八回2死一、二塁の好機だった。
西野が2打席連続死球を食らうと、三塁ベンチから一斉に全員が飛びだした。この試合チーム3個目の死球。温厚で知られる西村監督もさすがに黙っていられなかった。指揮官を先頭に詰め寄り、ロッテ・井口監督に猛抗議。後ろから長身の高山投手コーチが相手捕手の細川に怒声を浴びせた。
五回の吉田正に続き、七回には西野が当てられていた。その際も西村監督は相手捕手の柿沼に詰め寄り、両軍は一触即発の雰囲気になったばかりだった。
笠原責任審判から両軍に警告試合が発せられた。プレー再開後、東條が押し出し四球で一度は勝ち越したが逃げ切れず。フラストレーションだけがたまった。